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2008 年 8 月投稿文

< Aug 2008 >
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2008-08-05 (Tue)
迷える子羊
You Tubeで、とあるTV番組の動画を見た。それは、過熱する格安夜行バスの実態というもの。東京〜大阪間の格安チケットを、過密なスケジュールで空席が出ない様にあの手この手で売りさばく元請け会社と、ほとんど儲けの出ない料金で実際にそのバスの運行を請け負う会社が主役。
長距離バス等は、最低運行料金が定められているにもかかわらず、実際にはその半値以下で請け負わざるを得ないほど、競争が激化していた。しかし、法的には請け負う側に問題があるとの事。
運転手は極限の緊張感の中で、何十人もの客の命を運ぶ。十分な睡眠を摂るため、家に帰るのは週に1回だそうだ。それなのに1往復でも仕事がなくなると、生活できないほどの給料しかもらえない。
バスが帰ってくると即、点検。今夜の運行に間に合わない。もはや会社を存続させているだけの様に見えた。
この元請け会社の社長は、「努力次第で安さと安全は両立できる。」と言っていた。しかし、あれ以上何を削れというのか。バス運行会社の社長が耐えかねて価格交渉すると、あっさり契約を打ち切られてしまった。

何故こんなことが起こるのか?

元請け会社の社長は、自身を経済社会の一部として捉えていないのである。自分は羊飼いで、他は皆羊なのだ。
無駄を省くと言っていたが、実際にそれをやらされるのは、目の前に食べなければ死んでしまう分量の人参を吊るされたバス運行会社だ。むしろ省きどころなどない。
安さを売りにして、最も犠牲にしてはならないのは安全だ。この二つは絶対に同じ天秤に乗せてはならない。誇らしげに取材に応じていたが、北方の目にはただのアホにしか見えなかった。

もちろんエンドユーザーも悪い。安い方に流れるのは人間の心理として仕方ないにしろ、何故安くなるのか少しでも考えた事があるのだろうか。この長距離バスに限った話ではない。
以前の中国冷凍食品問題の際、某人が「私たちも浮かれた生活をしていなかったでしょうか?」と問うたのに対し、かなりの批判を浴びたようだが、北方は全く彼に賛成だ。
品質のしっかりしたものがあるにもかかわらず、安い安いと言ってろくに表示も見ず、調べもせずに喜んで買っていた方が悪い。物価が下がっていたのではなくて、激安高級粗悪品が横行していただけではないだろうか?
売る側は高くて売れないものよりも、高いものに見せかけた粗悪品を安くたくさん売りたいのだ。

ただの羊になってはいけない。
K.Kitakata
2008-08-14 (Thu)
死ぬまで勉強
音楽を聴く耳というのは、歳を重ねるにつれ変わっていくもので、昔はファッションであったり雰囲気であったり好みで善し悪しを決めていた部分があったんだけれども、ここ何年か前あたりから曲としてのまとまりやクオリティー、シンガーやプレイヤーやエンジニアの意図、芸術性的な部分まで聴くことができるようになったんではないかと自分勝手に思っています。
その中でもドラムに関して言えば、TOTOのジェフ・ポーカロ、LED ZEPPELINのジョン・ボーナムは、北方にとって敬愛すべき偉大なドラマーなのであります。
「この曲の中で自分はどうすれば良いのか」という意識、それを表現する為の引出しの多さと効果的にチョイスするセンスには、何回同じ曲を聴いても敬服します。
ポーカロの音楽に対する真摯な姿勢、ボーナムの主張なき存在感は、音やテク云々だけでなく、実生活においても学ぶべきものを持っているのではないかと思う訳です。

ジェフ・ポーカロ 8月5日没
ジョン・ボーナム 9月25日没

ご冥福をお祈りします。
何で偉大なプレイヤーって短命なの?

K.Kitakata

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